トルクメータ付撹拌測定装置 ISシリーズ
インテリジェントスターラ
- Type Is600 (中高粘度用)
- Type Is1000(中低粘度用)
- Type Is3000(低粘度用)
※記載内容はお断りなく変更する事がございます。予めご了承ください。
この攪拌機は山形大学大学院工学部 高橋研究室との共同研究により商品化
特長
高効率の攪拌条件を見出しスケールアップのデータを収集する
インテリジェントスターラは、ACサーボモータと非接触型トルクメータを用いて攪拌データ収集、及びスケールアップへのデータ収集を行います。
本システムの最大の特徴は、撹拌(たとえば反応)中の回転数、トルク、P、Np、Pv、Reの測定を行い、更に粘度測定を標準仕様としております。
また、オプション対応にて撹拌槽内の温度のような外部入力を撹拌Dataと同一グラフ上にトレンド表示できることが可能です。
非定常攪拌にて高効率の攪拌を実現
あらかじめ設定したプログラムに従い、回転数を段階的に変化させ、尚且つ回転方向を自由に設定できます。
▲撹拌計測ソフト表示画面 【非定常撹拌】
- 定常撹拌モード
設定した一定の回転数で設定した時間攪拌します。攪拌途中で任意に回転数を上下する事や時間延長も可能です。 - マニュアル撹拌モード
本格的な実験を行う前に簡易的に回転数を任意に手動で変える事ができるモードです。 - Np・Re測定モード
各モードにおいて粘度を計算するのに必要な「Np(動力数)とRe(レイノルズ数)」を測定しグラフ化します。
▲撹拌計測ソフト表示画面 【Np-Re 動力曲線】
最大99 の回転数を設定して各回転数、トルクを精度よく測定します。測定した回転数とトルク値から動力(Np)、レイノルズ数(Re)を求め、グラフ上にプロットして、動力曲線を描きます。この動力曲線データを用いて、撹拌中の粘度を波形、数値表示します。
Pv値(槽内平均動力)を設定して攪拌条件を見出す
Pv const.モード
設定した測定条件において回転数を徐々に上げ、設定したPv値に到達するとフィードバック運転を開始します。
また、フィードバック運転中に粘度変化が起きた場合、自動的に設定したPv値を目指し回転数を調整します。
▲撹拌計測ソフト表示画面 【 Pv const.モード 】
※ 赤波形:回転数 青波形:トルク 緑波形:粘度
※ トルク(粘度)が下がると自動的に回転数が設定Pv値を目指しフィードバック制御を行います。
仕様
最大回転数 | Is 600:600rpm Is 1000:1000rpm Is 3000:3000rpm |
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回転検出方式 | 磁気式エンコーダ |
駆動モータ | AC サーボモータ 出力:100W |
回転方向 | CW/CCW |
定格トルク | Is 600:1.4N・m Is 1000:0.8N・m Is 3000:0.3N・m |
トルク検出器 | 非接触型歪みゲージ式トルク変換器 |
チャック | SUS製 撹拌シャフトΦ1〜10mm保持 |
測定モード | 定常撹拌Mode 回転数、回転方向、撹拌時間設定 非定常撹拌Mode 回転数或いは回転数変動範囲、回転方向、時間を1Stepとして、最大20Stepまで設定可能。これを1Loopとして最大99Loopとして最大99Loop或いは、最大120時間繰り返し撹拌可能 Pv.Const. Mode 撹拌中の粘度変化が生じても回転数を変動させて設定された槽内平均動力Pv値を維持しPv Const. Mode操作中の諸データを波形、数値の表示、記録 Np-Re Mode 最大99の回転数を設定して各回転に於ける動力数(Np)、レイノルズ数(Re)取得し、グラフ上にプロットして、動力曲線を自動作成 |
計測・演算・表示 | 回転数、回転方向、トルクを計測 撹拌中、動力(P)、動力数(Np)、槽内平均動力(Pv)、レイノルズ数(Re)、粘度を波形表示 ※オプションの2ch外部入力も波形表示 |
撹拌計測ソフト | 対応パソコン OS:Windows 7 以降 アナログ入力 パス:USB 2.0×2 A/D 分解能:16bit サンプリング速度:0.1/0.5/1.0/2.0/5.0/10.0sec 撹拌・データ収集時間:最大120時間 |
保護機能 | 過電圧、過負荷、湿度異常時の緊急停止機能、エアーパージ機能、緊急停止スイッチ、チャック部安全カバー |
電源 | AC100V ±10% 50/60Hz |
付属品 | TRILAB 撹拌計測ソフト、ノート型PC、チャックハンドル、エアーフィルタ、エアーホース、電源ケーブル、チャック安全カバー、取扱説明書 |