多機能型静動摩擦測定機 TL201Tt
幅広い用途と高精度・低価格を実現した多機能型 静動摩擦測定機
特別仕様の測定装置も製作いたします。
※記載内容はお断りなく変更する事がございます。予めご了承ください。
特長
- 高精度な測定ユニット
接触部と力センサ(ロードセル)に伝達させるメカニカルな機構がなくダイレクトな測定が可能。
高感度で個人差が無くより高精度な測定を実現しました。
また、この測定ユニットは実験に応じた定格容量のセンサーに交換することも可能です。 - 直交測定機構
歴代のTL201 が採用する直交測定機構は、摺動方向に対してロードセルを直交位置に配置することで、往路復路の変動が無い測定が可能となりました。 - 高感度な天秤機構
接触部材の自重をカウンターウエイトでリセットし、荷重用分銅を載せる事により分銅重量=測定垂直荷重となります。 - XY ステージ標準装備
測定ユニットベースにXY ステージが標準装備されております。これにより±20 ㎜動かすことができますので、サンプルを付け替える頻度が少なく測定を行うことができます。 - 荷重用分銅
TL201Tt ではJIS B7609 分銅を採用。より精度の高い測定が可能となりました。 - 検量校正ユニットを標準装備
検定分銅にて実荷重校正を行うユニットを標準装備しております。 - 過負荷安全装置
測定中に応力が定格を超えた場合、瞬時に停止させてロードセルを保護します。
測定に応じて4つのパターンに構成可能
テーブル摺動型
移動テーブルにサンプルを設置して測定を行います。なお移動テーブルは容易に外せる機構に付き、ユーザーの仕様に合わせたあらゆるサンプル形状に対応可能。またオプションの加熱装置、ターンテーブル、液中測定が行える液受けバット等を取付ける事もできます。
測定部摺動型
測定ユニットを駆動ユニットに乗せる事により、切り出しできない大型サンプルの測定の際、直接測定を行う事が可能です。また、オプションの腕測定用スタンドを使用し腕の前腕部の測定も可能。
測定部上下摺動型
測定ユニットを直立に設置して、上下摺動を行います。
試験対象物のタック(ベタ付)性の測定、引張圧縮測定が可能。
幅広い用途と低価格を実現
- 測定ユニットの摩擦力検出部は伝達機構が無い為、摩擦力をロスなく個人差の無い測定が可能
- 駆動源、検出部、コントロールボックスが分離している為、あらゆるユーザーの仕様に柔軟に対応
- 摩擦測定以外にも力を計測する測定にも幅広く応用が可能
- 静・動摩擦/耐摩耗/引掻強度/引張強度/剥離抵抗/引裂き抵抗、等、一台で測定可能
- オプションの検量ユニットを使う事で、ユーザーにて実荷重校正が可能です
- シンプルな機構の為、様々な特注対応可能です。
容易にユーザーの仕様に合わせてカスタマイズ可能です。 まずは、お気軽にお問合わせ下さい。
Haptics 触覚評価測定
生体を模したテクスチャーを有した接触部材で触覚を評価します。
この触覚接触子は、慶應義塾大学大学院 システムデザイン・マネジメント研究科 前野隆司研究室と山形大学大学院
理工学研究科 野々村美宗研究室のご指導により商品化されました。
Haptics 関連オプションパーツ
触覚接触子:指モデル
指先相当の硬度を有した接触子です。測定面には、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科前野教授らの提案された幾何学的指紋パターンが施されています。(交換用4個付属)
触覚接触子:舌モデル
舌相当の硬度を有した接触子です。測定面には、舌乳頭を模したパターンが施され、舌触りを定量的に評価します。
生クリームなどの滑らかさやテクスチャーの評価・食パンの舌触りや麺類のつるみ感の評価
解析ソフト
解析ソフト表示画面摺動開始時の静摩擦係数(μs)、摺動時の平均動摩擦係数で、すべりの度合いを表し、平均動摩擦範囲内での標準偏差値で、すべりの状態を把握する事ができます。
単動・連続往復摺動波形表示、外部入力表示、ズーミング、スクロール、任意区間平均など多彩の機能を有しています。測定データは、CSV 形式で保存されます。
仕様
タイプ | TL201Tt |
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測定範囲 | 摩擦抵抗力:9.8N(1000gf.) ※最大19.6Nはオプション対応 |
測定垂直荷重 | 分銅合計 500g ※その他オプション対応 |
垂直荷重感度 | 0.5g以上 |
測定速度 | 0.1〜100mm/sec |
駆動モータ | サーボモータ |
測定距離 | 1〜70mm 可変 |
測定モード | Single モード:設定距離移動後、自動停止 Repeat モード:設定距離を設定された回数往復移動 最大10,000回 |
コントロール ボックス |
タッチパネル方式 測定速度、測定距離、測定モード、往復回数設定 測定START/STOP/REVERSE 操作 |
安全装置 | 過負荷安全装置 測定中、応力(摩擦抵抗力)が力センサーの定格を超えた時、駆動モータを瞬時に停止させて、力センサーを保護する |
トライボ 解析ソフト |
対応パソコン OS:Windows 7以降 32/64bit アナログ入力 バス:USB 2.0 A/D 分解能:16Bit A/D 変換速度:1msec(MAX) 静摩擦係数表示:グラフの最大値にカーソルが描画され、静摩擦係数μsの値を表示または、カーソル2点を設定して、その間の最大値を表示 動摩擦係数表示:グラフにカーソル2点を設定して、その間の平均動摩擦係数μKの値を表示 表示偏差値:平均動摩擦係数設定範囲内の偏差値を表示 自動データ収集:測定開始時、データ取込み開始、測定終了時、データ取込み停止 データ保存:CSV形式 データ重ね書き:同一条件で測定した5データまで重ね書き表示 オプション解析ソフト:平均動摩擦係数と往復回数のグラフ作成 その他:応力(抵抗力)測定にも対応 |
電源 | AC100〜240V 50/60Hz |
付属品 | 解析ソフト 一式 ノートPC 一式 分銅(10・20・20・50・100・100・200g) 一式 検量ユニット(標準分銅付) 一式 取扱説明書 一式 |
オプション品 | 接触子等は全てオプション対応となっておりますので別途ご選定ください。 |